Office 2024 変更点
2024/10 にリリースされた Office 2024 の変更点や新機能をまとめて紹介
そこまで大きなニュースでもないけど、みんなが待ってる新製品ですからね!
パブリッシャーが消えた
サポートが 2026 までというインフォメーションの煽りを受けて、スイートの 2024 には Publisher が含まれません。
https://blogs.windows.com/japan/2024/09/27/office-ltsc-2024-is-now-available/
プロデザイナー向けにリリースされながら、PowerPoint と Visio と Adobe 製品を寄せ集めて作ったジェネリックのイメージが Publisher です。
そんな僕らの Publisher を 2026 サポート終了まで使いたいなら、365 製品を買うと良いでしょう!
Publisher 使いながら Word や Excel などのメインコンポーネントは、最新ビルドで使えます。
やっぱり、サードパーティが強い製品は厳しいのかもしれない
Office 2024 新機能
ここからは 2024 で提供された新機能をいくつか抜粋して紹介
本当に必要なのか微妙な機能もあるかもだけど、なかなかユニークな物が揃っております
まずは、見た目。
カラフルというアプリスキンの選択が出来ます。
そんなに言うほどカラフルじゃないけど、名称は 「カラフル」 だぜ
https://support.microsoft.com/en-us/office/the-new-look-of-office-a6cdf19a-b2bd-4be1-9515-d74a37aa59bf
最新バージョンの 1.4 を正式サポートしました。
ODF 1.4 では、PowerPoint スライドで一番最初のタイトルスライドをページ番号 0 としてカウント出来たり、さまざまなアップデートが入ったようです。
https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-365-insider-blog/microsoft-365-apps-now-support-opendocument-format-1-4/ba-p/4226735
共同作業していないなら不要な機能!
編集内容をコメントで残したら、イイネで反応できる
Teams を経由しなくても、Office ファイル上だけでコミュニケーションが取れる事がメリットでやんす
📺️テレビのワイプ枠みたいな要素が使えるようになったよ
テレビのワイプは存在自体がゴミだけども、カメオ機能は PowerPoint スライドでプレゼンしながら顔芸を披露できる絶好のチャンス。
毎年追加される Excel の新しい関数コマンドについて
目についたものを簡単にご紹介
Image 関数
https://support.microsoft.com/en-us/office/image-function-7e112975-5e52-4f2a-b9da-1d913d51f5d5
セル内に画像を表示出来る新機能です。普通に画像添付すりゃいいじゃん!って、思うでしょ?
確かにそうなんだけども、URL 形式でファイルを指定するってのがこの関数のツボ🏺
恐らくオフライン環境では機能しない気がする!
元ファイルを編集しないで幅や高さなどを指定する事が出来るけど、結局画像をダウンロードして埋め込みした方が早くね? って、気持ちが止まらない。
そのうち上手な使い方を紹介してくれるチャンネルやサイトが出てくる気がする
その他の関数
正直ニッチな感じで、使い道が見つけられませんでした
https://techcommunity.microsoft.com/t5/excel-blog/announcing-new-text-and-array-functions/ba-p/3186066
満を持して登場した 2024 ですけど、XLookup みたいなインパクトの大きい新機能は無かったのが率直な感想
かなりツールが増えた印象💡 手書きツールはマウスで使いにくい気もするから、Surface ペンなどのアクセサリがあると最大限に活用できそうな気がする
アクセスのテーブル連携は SQL や SharePoint がメインだったけど、データバースを利用可能にしました
どちらかといえば、Access をやめてクラウドアプリとして Power Apps や Dynamics に DX しなさいって意思表示に見えますやね👀
データバースからデータを引っ張るよりも、既存の Access データからインポートして今後はデータバースをメインに Power Platform 運用すると良いよねってプッシュ型の営業
変更点リンク集
https://learn.microsoft.com/ja-jp/office/ltsc/2024/overview#what-are-the-new-features-in-office-ltsc-2024
今回紹介しきれなかった機能はたくさんあるんで、新機能ページを是非見てください
前のバージョンの Office と共存できないのか?
これは個人向けリテール製品なのか、法人向け LTSC かで変わってきます
詳しい共存ガイドは コチラの記事 を参照されたし
サポート期限
法人向け LTSC / 個人向け 2024
両方とも 2029 年 10 月 9 日 サポート終了
https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/products/office-2024
https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/products/office-ltsc-2024
本題
実は、ここから Office 2024 本題を開始します!
たいした話でもないプロローグは忘れてもらって OK!
Office 2024 から、今までの Office 製品をひっくり返すアップデートが入りましたね
コンシューマー向けエディションの話 … Personal / Home and business / Professional の、 3 エディション展開やめました🔚
これからは Office Home と、Home and business 2 種類のみ! Professional エディションは 2024 から提供されません!
https://blogs.windows.com/japan/2024/10/01/office-2024-for-consumers-available-october-1/
Office Home は Office Personal が名称変更したエディションかと思わせておいて、包含されているコンポーネントは Word、Excel、PowerPoint、OneNote です💡
今回のエディションリニューアルで、Outlook サンはメインメンバー落選しました。PowerPoint の方がどう考えても人気あるからね! Outlook と PowerPoint 入れ替えるの遅いぐらいかも。
Home and business に関しては 2021 以前と変わらず、コンポーネント据え置き。
Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook で提供しまっす。
Office 2024 ライセンス条項を学ぶ
恐らく全人類が引っかかるポイントをレクチャー!
まずはライセンス条項の Web サイトで Office 2024 を検索して下さい
言語選択は英語がベストチョイスなんですけど、今回は日本語のライセンス条項からクイズを出題。
Q1 . Office 2024 Home に 商用利用権 ある?無い?
さぁ、新製品でもある Office 2024 Home に関する問題。ちゃんと分かるでしょうか?
ヒント 1 :Office Home and business は、商用利用可能
ヒント2:先程提示した URL から取得できる条項を読めば答えが導き出せる
それでは、答え合わせします。
「Office 2024 Home エディションは、商用利用権ありません!」
「ですが! 日本だけ商用利用権を付けます🗾」
これが正解です。
みなさんプロだから、モチロン突破できましたね ☑
まず商用利用に関する部分を確認しましょうか⇓
衝撃のシンプル記載
① 以下のエディションは商用利用禁止ですよ🚫
② Home
これが明示されているので、商用利用が出来ませんってのは御理解頂けたでやんすね?
しかしライセンス関連のドキュメントは、最後の1行まで気を抜いてはいけない …
同じ文書ファイル内に 地域ごとの個別許諾 がございますのよ?
日本を拠点にする人は、「日本」という項目の内容を把握して完全攻略なのだ
気になる内容がコレ!⇓
つまり、日本拠点のユーザーもしくは日本国内で Office を買った場合は商用利用禁止の条項は適用されない!
これが隙を生じぬ二段構え⚔️