製品条項 2025 年 7 月 更新内容
今回の更新内容は 3 点です

① オンライン サービスの共通のライセンス条項
Microsoft が AI 関連の作成ガイドをするテンプレートやスターター機能を提供したとしても、
最終的にリリースしたコンテンツが AI 利用の行動規範に違反した場合は使用を制限します。
開発の取っ掛かりを提供しているにしても、Microsoft に責任転嫁しないようにしましょうね!
「いや、Microsoft サンプル使って開発したから、文句があるなら Microsoft に言ってよ」とか、
ふざけた責任逃れしちゃ駄目ですから 💢
以下、製品条項の原文です。
マイクロソフト AI サービスの責任ある使用
お客様は、マイクロソフト AI サービスを利用規定およびマイクロソフト エンタープライズ AI サービスの行動規範 (https://aka.ms/AI-CoC) に従って使用する必要があります。 他の救済手段を制限することなく、マイクロソフトは、お客様のマイクロソフト AI サービスまたは出力コンテンツの使用が利用規定またはマイクロソフト エンタープライズ AI サービスの行動規範 (https://aka.ms/AI-CoC) に違反している、と考える合理的な根拠がある場合、マイクロソフト AI サービスへのお客様のアクセスまたはその使用を制限することがあります。
マイクロソフトがマイクロソフト AI サービスに関連して使用するために提供しているスターター テンプレート、説明書、およびコード サンプルは、お客様が特定のシナリオに対応するアプリケーションおよび/または AI エージェントを迅速に開発できるようにするためのものです。
お客様は、マイクロソフト AI サービスを利用して作成された、またはそれと共に使用するためのアプリケーションまたは AI エージェントについて単独で責任を負います (作成されたアプリケーションまたは AI エージェント、またはその利用に適用される法令上および規制上の要件やライセンス要件の遵守を含みます)。
マイクロソフトがマイクロソフト AI サービスと共に使用するために提供している第三者のテンプレート、説明書、およびコード サンプルは、マイクロソフト以外の製品であり、マイクロソフト以外の製品の条件の適用を受けます。
② Microsoft Dynamics 365 サービス
外部ユーザーの定義を用語集でやっているので、いちいち代理店とか記載するのやめました。
Dynamics 365 の CRM 系統は、相手がそもそも外部ユーザーですからって気もしますが、
ERP 関連の製品は外部ユーザー免除が適用されないってのが一番の要点じゃないでしょうか。
以下、製品条項の原文になります。
2025 年 06 時点
外部ユーザー
Dynamics 365 サービスの外部ユーザーは、Online Service にアクセスするために SL を取得する必要はありません。 この免除は、(1) お客様またはその関連会社の契約業者または代理店、(2) Dynamics 365 Supply Chain Management/Supply Chain Management Premium、Dynamics 365 Finance/Finance Premium、Dynamics 365 Commerce、Dynamics 365 Human Resources、または Dynamics 365 Project Operations に含まれているサービスまたはコンポーネント以外の Dynamics 365 サービスと共に Dynamics 365 クライアント ソフトウェアを使用している外部ユーザーには適用されません。
2025 年 07 時点
外部ユーザー
Dynamics 365 サービスの外部ユーザーは、Online Service にアクセスするために SL を取得する必要はありません。 この免除は、Dynamics 365 Supply Chain Management/Supply Chain Management Premium、Dynamics 365 Finance/Finance Premium、Dynamics 365 Commerce、Dynamics 365 Human Resources、または Dynamics 365 Project Operations に含まれているサービスまたはコンポーネント以外の Dynamics 365 サービスと共に Dynamics 365 クライアント ソフトウェアを使用している外部ユーザーには適用されません。
③ Microsoft Power Platform
Microsoft Copilot Studio
Microsoft Copilot Studio の製品ドキュメントに記載されているとおり、Grounding with Bing Search や Grounding with Bing Custom Search がオプションとして利用可能な場合、Grounding with Bing Search および Grounding with Bing Custom Search の使用には、使用条件 (https://aka.ms/GroundingBingTOU) および Microsoft のプライバシーに関する声明 (https://www.microsoft.com/privacy/privacystatement) が適用されます。 データ保護追加契約は、Grounding with Bing Search および Grounding with Bing Custom Search の使用には適用されません。
こちら、丸ごと文章が追加されました。
Copilot 機能で Bing Search 関連の機能を呼び出したりする場合は、Bing の Term も準拠しなさい。
ついでに Microsoft のプライバシーステートメントも準拠しなさいって事ですよ。
以上 3 点が 2025 年 7 月の製品条項更新でした。
来月もよろしくお願い致します。